御朱印帳の使い方や神社とお寺の違いを巡礼歴4年の私が解説します!

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最近では御朱印ブームが話題となっていますね!!

今では神社やお寺のみでなく、雑貨店などでも様々な種類の御朱印帳があるので、思わず手に取り「これから御朱印集めてみようかな」なんて考える方も多いのではないでしょうか?

そして実際御朱印巡りし始めてみると、、、

「神社とお寺の違いって?御朱印って何か違うの??」「御朱印帳分けた方がいいのかな。。。御朱印帳の使い方って?」

と思った方いらっしゃいませんか??

そこで今回は御朱印帳の使い方に関して

“神社とお寺の違い”に対するギモンにお答えしていきたいと思います!!

 

御朱印帳は神社とお寺で分けた方がいい?

「たしかに神社とお寺では参拝の仕方も違うし。。。御朱印帳も分けないと良くないのかなあ??」

そうギモンに思う方は多いでしょう。。。

 

“神仏習合”の考え

日本では歴史上“神仏習合”(しんぶつしゅうごう)といって、神社とお寺が一緒になっていることが多くありました。

もともと日本にあった神々への信仰に伝来してきた仏教が浸透することで、神社に付随したお寺「神宮寺」が、その後寺院には寺を守る神を祀る神社「鎮守社」(ちんじゅしゃ)が建てられたとされています。

同じ敷地の中に神社とお寺があるという形で“神仏習合”は日本に浸透し、

こうした信仰のあり方は世界的にも知られていますね。

 

“神仏分離令”の政策

ではなぜ「神社とお寺は違う」とされるのかというと、、、

明治時代に神道国教化の方針が出され、それに伴って“神仏分離令”(しんぶつぶんりれい)が出されました。

これにより神社とお寺ははっきりと区別されるようになったんですね。

のちに廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動が起こり、この政策は撤廃されたのですが、今もなお神仏分離の考え方は残っており、「御朱印帳を分けた方がいい」という考えに至ります。

実際には“神仏習合”の考えに基づき、「御朱印帳は一緒でも構わない」とされる神社やお寺が多いです。

私も、以前は神社とお寺を同じ御朱印帳で巡っていましたが、

記帳を断られた経験はありませんでした。

しかしやはり、稀に神社とお寺が混在している御朱印帳はお断りするところもあるそう。。。

 

結論…

一般的には神社とお寺の御朱印は一冊に混在していてもOK!!

ですが、一部ではお断りするところもあるので、あらかじめ確認しておくのがオススメですね。

 

神社とお寺で御朱印が異なる?

神社とお寺、両方で授与される御朱印ですが、何が違うのか気になりますよね。。。

そこで、神社とお寺での御朱印の違いについて紹介していきます。

 

神社の御朱印

神社の御朱印は一般的に真ん中に神社名が墨書きされており、名前の上に朱印が押されます。

朱印は1∼3個と神社によってさまざまです。

また神社名が朱印になっているところもあります。

神社名の右側には奉拝や神社のある場所などが書かれており、左側は参拝した日付が記入されます。

 

お寺の御朱印

一般的に、ご本尊様の名前が真ん中に墨書きされ、朱印が3か所に押されます。

 

本尊とは、釈迦如来(しゃかにょらい)弥勒菩薩(みろくぼさつ)観音菩薩(かんのんぼさつ)など、お寺が所属する宗派の最も大切な仏像のこと。

 

右上には山号や札所番号などの朱印が押され、左下にはお寺の名称などが書かれている印鑑が押されます。

 

“神社とお寺”御朱印をいただく際の参拝とマナー

もともとは“納経のしるし”としてお寺から始まった御朱印。

それが参拝の証としていただけるようになり、神社へも広まりました。

 

最近では御朱印ブームに伴い、スタンプラリーのような感覚を持たれている方も多く、

参拝を後回しに御朱印を集めることに没頭してしまうこともしばしば。。。

こうなっては御朱印の意味がなく、本末転倒です。汗

 

そこで、神社とお寺、それぞれの参拝の仕方を紹介していきます!!

 

神社の参拝方法

  1. 鳥居の前で浅くお辞儀をする。(真ん中は神様が通るので端を歩くようにしましょう!!)
  2. 手水(ちょうず)で身体と心を清める。
  3. 浅くお辞儀をしてお賽銭を入れて鈴を鳴らす。
  4. 2回深くお辞儀をする。
  5. 手を胸の前で合わせて、右手を少し下げて2回手を打ち、指先を元に合わせてからお祈りをする。
  6. 手を下ろし、1回深くお辞儀をする。

 

これを“二拝二拍手一礼”といいます。

 

お寺の参拝方法

  1. 山門の前で浅くお辞儀をする。
  2. 手水(ちょうず)で身体と心を清める。
  3. ろうそくとお線香があれば献香しましょう。
  4. お賽銭を入れて、鈴などの鳴らすものがあれば鳴らす。
  5. 一礼した後で胸の前で合唱しながら祈祷する。(お寺に書かれているお経を心の中で唱えてみるとより本格的に。。。)
  6. 再び一礼する。

 

お寺では手を打たないよう注意しましょうね!!

また、最近では写経や読経をお願いするお寺も増えてきたんだとか。。。

 

まとめ

御朱印帳の使い方として今回は“神社とお寺の違い”にフォーカスを当て、

 

  • 御朱印帳は神社とお寺で分けた方がいい??

“神仏習合”の考え

“神仏分離令”の政策

 

  • 神社とお寺で御朱印が異なる??

神社の御朱印

お寺の御朱印

 

  • “神社とお寺”御朱印をいただく際の参拝とマナー

神社の参拝方法

お寺の参拝方法

 

について紹介しました。

 

また、御朱印巡りの際目的をもって集めるのもオススメですよ!

(例えば、神社であれば京都十六社巡り各地域の七福神巡りなど。。。)

私も地元の七福神巡りしている最中ですが、「この七福神はこの神社なんだ!!」などと、

御朱印にとどまらない面白さがあるんですね。

 

ただし、何度も言ってしまいますが…御朱印は“参拝の証”!!

寺社や神仏とのご縁があり、いただくことができることを決して忘れないようにしましょうね。

 

この記事がアナタの御朱印巡りにおいて一つのヒントとなれば嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

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