手先や足先は冷えているのに、顔や背中など上半身が熱くなることってありませんか?
特に寒い時期は、顔は火照るのに、体の末端が氷のように冷たくなっていたりしませんか?
冷え性で汗かき女性は「冷えのぼせ」の可能性大!
顔は火照るのに足は氷みたい。それは重度の冷え性「冷えのぼせ」です!
冷え性が悪化した状態がこの「冷えのぼせ」です。
この厄介な「冷えのぼせ」の主な症状と原因、対策をまとめたのでご覧ください。
「冷えのぼせ」の主な症状と原因
主な症状
例えば、
1,温まると頭がぼーっとしやすいので、普段から上半身は薄着。
でも足先は冷えている。
2,手や足の裏にじんわりとした汗をかく
3,運動すると顔や首回り、胸あたりから大量の汗が流れる。
下半身はそれほどでもないのに。
4,冷たいものをとるとすぐトイレに行きたくなる。
もしこの4つに思い当たれば、冷えのぼせです。
原因
薄着による冷え、長時間のデスクワーク、心理的ストレスなどによるものです。
薄着で体が冷えると脳や心臓を守るために、自動的に血液は上半身に集まってくるので、体の末端と上半身とで温度差が広がります。
また、デスクワークで座りっぱなしだと、下半身の血流が悪くなって
上半身と下半身の温度差が広がります。
ストレスがかかると全身の血流が悪くなり、体を守るために自動的に血液は上半身に集まってきます。
こういった症状は50代以降に発症しやすいのですが、冷暖房がききすぎた環境のせいか若い世代の女性でも冷えのぼせになる人が増えています。
この冷えのぼせの症状を持つ人は、睡眠の質が悪いことも指摘されています。
睡眠の質の低下から不眠、ストレスの増加、さらに冷えのぼせになるという
悪循環に陥ってしまいます。
すぐできる冷えのぼせ対策
服装
ほてりやすい部分の熱を逃がして、冷えやすい部分を温めましょう!
おすすめは重ね着×レッグウォーマー、腹まき、ネックウォーマーです。
重ね着している上着を脱いで熱を逃がすために顔や脇、手先や足先などの火照りやすい部分をまず冷やします。
その時、冷えやすいところが冷えすぎないように、レッグウォーマーなどで部分的に温めます。
そのあとは腹巻やネックウォーマー、上着で自分のちょうどいい温度に調整します。
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全身入浴
短時間でもいいので全身入浴しましょう。
冷え性が悪化した結果冷えのぼせになっているので、シャワーだけではなくお風呂でしっかり体を温めましょう。
冷えに効くツボ押し
足のツボ
三陰交
内くるぶしから指4本分上に移動した点です。
足の血行改善し、特に消化器、肝臓、生理にも効くとされています。
息を吐きながらゆっくり3秒、3回押します。
八風
指の間の付け根部分です。水かきのところですね。
足の血行促進に効くとされています。
こちらも息を吐きながらゆっくり3秒3回押します。
両足とも押しましょう。
手のツボ
合谷
これは親指と人差し指の骨が合流する地点です。
全身の血行促進に効くとされています。
息を吐きながら3秒3回押します。
両手もやりましょう。
4,食べ物
ショウガ、ネギ、根菜類が体を温めてくれます。
風邪を引いたときに食べるものを思い出していただければよいでしょう。
例えば、
ショウガとネギ入りのうどん、人参とごぼうのきんぴら、豚と玉ねぎの炒め物
- 肉じゃが
- ネギ豚汁
- 人参とジャガイモいっぱいのカレー
- かぼちゃの煮つけ
などがおすすめです。
5,漢方
どうやっても改善しない場合は薬に頼るのも手です。
冷えのぼせに効く薬として有名なのは
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、当帰薬散料(トウキシャクヤクサン)などです。
桂枝茯苓丸は主に、のぼせるが足は冷えやすい場合に用います。
当帰薬散料は主に、冷えてむくみやすい場合に用います。
ただし、
服用する場合は医師か薬剤師に相談してください。
漢方薬でも副作用や、体質に合わない場合もあります。
冷えから来る不調が治まる!体温アップも期待できる。
冷えのぼせは、多くの不調を引き起こします。
頭痛やめまい、体のだるさや疲れやすさ、胃腸の弱さや免疫の低下、腰痛などにもつながっていきます。
すぐにできるところから工夫して、こういった不調も改善することができます。
まずは服装などやりやすいところから変えてもらい、食事もできるだけ紹介したような中から温めるようなものをとってください。
ちなみに、体を温める対策をしても体が冷える場合はそれ以上に体を冷やす食べ物や飲み物を取っている可能性もあります。
一度、食を見直してみたほうがよいでしょう。
私もまさにこの冷えのぼせで困っていました。
小さい頃から、足先や手先は冷えるのになぜか顔は火照るので、熱いと感じて薄着にしては風邪を引いていました。
おなかも壊しやすく、年中ちょっとした体調不良です。
なんとかしようと、腹巻とネックウォーマー、レッグウォーマーを使うようになり、
人参とごぼう、ねぎとショウガを夏でも取るようにすると次第に火照りはなくなりました。基礎体温も上がりひどい冷えはなくなりました。
個人差もあると思いますが、少しの工夫で変わることもあります。
まずはやれるところからやってみてはいかがでしょう。
まとめ
寒くなってきていよいよ冷え性が我慢ならない方もいらっしゃると思います。
冷え性だと免疫も低下しやすいのでコロナの第二派の心配もある冬場は特に要注意です。
とにかく脚、首、腹まわりだけはあたためて、
食事に気を付けてみてください。
どうしようもなければ薬局に駆け込んでください。
あったか安心な年越しを迎えるためにいまから準備していきましょう。
この記事が冷えのぼせの改善に役立つことを願って。